加藤 和彦 日本語版ディレクター/映像ディレクター
得意分野
大自然もの、地球・宇宙、アート、文明、科学、軍事、環境、車、祝祭
ひとことふたことメッセージ
数十年前、北は青森から 南は沖縄の竹富島まで、日本各地の民俗芸能を撮影して回りました。
私は、狭い日本の国土の中で、それほど文化に違いはないと思っていました。
しかし、それは間違った固定観念でした。
それぞれの場所で、そこに生きる人たちの願いや祈りを反映した独特な文化が 脈々と息づいていました。
季節が巡る中で、人々の思いや情念がほとばしる その土地ならではの祭りや芸能があったのです。
それは、東京にいては分からないことでした。
思いがけないものや予想外の価値観に出会うこと、それがドキュメンタリーの魅力のひとつだと思います。
そして、時が流れれば まったく同じものは撮れないこと、それがドキュメンタリーの面白さのひとつだと思います。
ドキュメンタリーは、知識や情報を伝えることが主な目的ではありません。
ドキュメンタリーを観て、何かについて考えるきっかけになってくれれば、何かの行動を起こすきっかけになってくれれば・・・ そう願って日本語版をつくっています。
すべての命、人、地球に敬意を持って、次に出会う作品がたくさんの人の心に届くよう、誠実に大胆に、仕事をしていきたいと思います。
前島 貴志 日本語版ディレクター
得意分野
ドラマ、宇宙、古代文明、歴史、社会思想、欧州サッカー、将棋
ひとことふたことメッセージ
約15年、ナレーター・声優として仕事をしてきました。
出演者から制作者へと立場は変わりますが、これまでと変わらず、作品の「心」を届けることにこだわっていきます。
上杉 知子 日本語版ディレクター
得意分野
軍事、時事問題、脳科学、生活・文化、自然、歴史
ひとことふたことメッセージ
小さい頃から海外の映像作品を観るのが好きでした。
違う文化を持つ国の映像作品が、どのようにしたら日本の視聴者に的確に伝わるかを常に考え、リズムよく、正しい日本語で作品の本質を表現できるよう心がけています。
杉田 洋子 日本語版ディレクター/翻訳者
得意分野
スペイン語圏の歴史・政治・文化、ブラジル音楽、爬虫類、アルコール、食、歴史、環境、三国志、地獄(西洋)
ひとことふたことメッセージ
大学で専攻したこともあり、スペイン語を使う仕事に就くことが目標でした。
ブラジル音楽のサークルに入ったことがきっかけで、中南米の国々に魅了され、初めての海外旅行はメキシコ、留学先はキューバ、卒業旅行はペルーとボリビア、新婚旅行はアルゼンチンとブラジル…、人生の節目節目で地球の裏側に足を運びました。
特に1年近く滞在したキューバには、並々ならぬ思い入れがあります。
ラテンドラマや映画の翻訳やディレクション、映画祭のコーディネートにもかかわってきました。
よりドキュメンタリー的な視点としては、大自然が生み出す絶景や環境問題に興味がある一方で、人間が繰り広げる様々なドラマにも関心を持っています。
この世の中で「起きた」「起こっている」「起こりうる」様々な問題、そして人類が各地で築いてきた尊い文化遺産や新たな取り組みを、多くの人に伝えるプロセスの一端を担えることは、何物にも代えがたい喜びです。
座右の銘は「背水の陣」。いざという時は退路を断って覚悟を決めます。
高畠 和子 日本語版ディレクター
得意分野
動物もの(特にネコ科動物)、地球・宇宙、気象、歴史・紀行、モノ作り、アート、園芸
ひとことふたことメッセージ
ことばの違い、文化の違い、肌の色の違いの洗礼を受けたのは7~8歳のころ、メキシコに住んでいた時でした。
以来、「違い」に対する意識は、「国家」「歴史」「ナショナリズム」「国境」「差別」といったことへの興味へと成長していきました。
異文化間コミュニケーションを専攻し、翻訳者を経て日本語版制作に携わるようになったのも、そんな経験がベースにあったからだと思います。
日本語版には、人々をつなげる力があります。
想像力を広げ、共感することで、異なる文化、人々、生き物たち、未知の世界とつながることができます。
携わった作品が、見てくださった方々の心に届き、さまざまな「違い」を乗り越える一助となれるのなら、こんなにうれしいことはありません。
個人的には特にネコが大好きです。
これまでに計7匹のネコと暮らし、ビッグキャットの番組を長年担当したせいか、大型ネコ科動物にも目がありません。ネコの番組を数多く担当させていただくことを夢見ております。
長島 祥 日本語版ディレクター/翻訳者・訳詞者
得意分野
自然環境、動物全般、紀行、演劇、ミュージカル、ダンス、コメディ
ひとことふたことメッセージ
私はこれまで、映像翻訳者として吹替台本の作成に携わってきました。
三度の飯より文章の推敲をしていたい、日本語大好き人間です。
映像の世界に入る前は、演劇(主にミュージカル)に長く携わっていました。
私の演劇の師は、「舞台作品を通して『人生は生きるに値する』と伝えたい」という強い信念を持っていました。
ドキュメンタリー番組の制作に携わるようになった今、私も同じような使命感に燃えています。
ドキュメンタリー番組を見ると、自然の力に畏敬の念を覚え、生き物の不思議に驚嘆し、この豊かな地球に生まれたことに感謝しないではいられません。
日々、日本語版台本を作成している時も「へえー!」「はぁぁ~」と思わず声が漏れ、「世界は まだまだ広いんだなあ!」と痛感させられます。
「人生は生きるに値する」などと言うと大げさな話ではありますが、番組を通して、今 生きている世界が少しでも面白く感じられたら、とても素晴らしいことだと思います。
私自身も未知との出会いにワクワクしながら、日本語版制作に取り組んでいきたいと思います。